VANSがサポートするビーチクリーン&集めた漂流ゴミによるアートワークショップが出雲崎(新潟)で初開催。
Vans Checkerboard Day 〜クリエーションで心を豊かに〜
Vans Checkerboard Day
Vans(ヴァンズ)が3年連続で行っている、毎年恒例の慈善イベント。2021年は、11月18日(木)に開催し、世界各地のコミュニティの再建と活性化に焦点を当てた活動を行う。Vansは、この日を記念するためにクリエイティブな自己表現を支持する全世界10カ所の慈善団体に合計100万ドルの資金を寄付し、人々のクリエイティビティを発揮できる機会を作り出す。今年のテーマは「TOGETHER MAKES IT BETTER」。
Vans Checkerboard Day 2021の開催に先立って、新潟県出雲崎のビーチクリーンと、そこで集まった漂流ゴミを使ったアートワークショップをVansがサポート。当日の様子をフォトレポートで振り返る。
50名以上が参加したビーチクリーン
11月14日(日)は連日の悪天候が嘘のような快晴となり、ビーチクリーンに50名以上が参加。
ゴミ分別方法の説明後、この日のために提供されたVansオリジナルトングを手に参加者は約1時間ビーチクリーンを実施。
子どもたち中心に集めた漂流ゴミを仕分けし、アートワークショップ開始
漂流ゴミは仕分けし、アートとして使えそうなものはワークショップ会場へ、それ以外は分別処分される。子ども達には「ゴミ拾い→分別→再利用」を体験してもらうことで、「プラスチックゴミを減らしてきれいな海を」というコンセプトを伝える。
「ペットボトルのゴミが増えている」夢乃さん
「家族で毎回ビーチクリーンには参加していますが、今回はいつもよりペットボトルの漂流ゴミが多く感じました。将来は、『いまよりもゴミが少なくなって、綺麗でたくさん人が来て遊んでくれる海になってほしい』という願いから、アートワークショップでは『きれいな海』というテーマで作品を作りました。いままでワークショップはなかったので、今回はとても楽しかったです。」
「次世代のためにも綺麗な海を残したい」川瀬ファミリー
ゴミ拾いもワークショップもとても楽しそうに参加していた川瀬ファミリー。夏音さんは「人魚姫」をテーマに作品を制作。「とても楽しかったので、またワークショップにも参加したい!」と話してくれた。
「自然を大切に」という広いテーマではなく、「僕らが遊ばせてもらっているこの海を、親から子へ。綺麗な海を残したい。そのためにできることを一つずつ」と話す言葉がとても自分ごと化されていて印象的。
「参加するきっかけをくれたVansに感謝」冨田さん
「ゴミや環境問題にも興味はあったが、なかなか腰が重くていままで参加してこなかった。個人的に好きで普段から愛用しているVansがイベントをサポートし、このような機会を作ってくれたから今回はじめて参加するきっかけになり、とても感謝しています。」
「拾っても、拾っても無くならない。」石丸さん
「毎回誘われてはいたものの、今回が初めてのビーチクリーン参加だった。いつも海に入るタイミングで友達と二人でゴミを拾っても、少ししか拾えないが、みんなでやることで、この一帯だけでもすごくきれいになるので参加できて良かったです。また参加します!」
宮路さつき氏(漂流ゴミを使ったアートワークショップ講師)と、完成した作品
「ビーチクリーンはよく参加しているが、出雲崎には初めて参加しました。他の地区よりも人が多く、特にお子さんの割合が高い、『次世代につなぐ』意識の強いコミュニティーだと感じました。
子どもたちにも『何故、漂流ゴミが問題なのか』を絵にして伝えながら、その漂流ゴミをアートの中に落とし込めるのがとても有意義な時間だと感じています。この輪が繋がっていくと良いなと感じました。」
I.B.B.C(出雲崎美しい海岸を守る会)理事長:平澤氏と出雲崎井鼻海水浴場
「元々、いまいる理事と他のビーチクリーンの団体を1年くらいサポートしていた。そのなかで自分達も一つ団体を立ち上げることで、より一層この海を綺麗にしようという思いでI.B.B.Cを立ち上げた。
みんなサーファーだったり、自分は海で商売させてもらっていたり、この海に遊ばせてもらっているので、綺麗にしようという思いです。
今回で6回目の開催になりますがワークショップは初。SUP体験や、子どもの制作発表会、みんなで感想を話しディスカッションをする機会はありましたが、今回は漂流ゴミを集めたアートワークショップまでやれて、純粋に楽しかった。子どもたちの作品を見てもそれを感じますし、親子で参加でき、それを見守れるのがうれしかったです。こちらも笑顔になれた。
Vansがサポートすることに対しては全てに感謝しています。大きなVansのテントをかりて集合場所・ランドマークとしてもとてもわかりやすかったのも良かった。
単純に『Vans!すごいね!』と他の団体の方からも言われました。こんな場所で『田舎だから無理、何もできない』って思われがちで、諦めている人も周りにはいますが、そういう場所でVansと一緒にやれたことだけで、みんなの考え方も変わってくるのかなと。それほど影響力のあるサポートでした。
将来的には、自分達が遊ばせてもらっている海を次世代にもきれいな海として残したい。我々の世代が汚して、次世代にゴミ拾いをさせるのは嫌なので、このビーチクリーンを通して、『この海のゴミはどこから流れてくるのか?』を伝えながら、いろんなところでクリーン活動できれば良いと思います。理想は参加した子どもたちが『ゴミを捨てない、ゴミを減らす』だけではなく『ゴミを出さない』ってことを自分で考えて暮らせるようになれば素晴らしいですね。」
I.B.B.C(出雲崎美しい海岸を守る会)
https://izumozaki-bbc.org/
Vans Checkerboard Day
https://www.vansjapan.com/vans-checkerboard-day