"LAのダウンタウンではお馴染みの場所かな。ここではみんな痛い思いしてる。ここのステアは高いし、長いしね。 いつか体も老いて動かなくなるって分かってたから、「そうなっちゃう前に!」って限界まで自分を追い込んで何度もトライしてたな。 ここに戻るとそういう気持ちを思い出すよね。"
"ここは警備員が巡回してたから、まず建物1周が9分な事を計るところからだったな。色んな準備も入れて1回飛ぶのに3.4分かかるから、警備員のいない隙を見計らってちまちまトライしたよ。飛んでる時間は一瞬なのにね。
血も出たし、ケツも腕もアバラもケガしたけど、またやっちゃうんだよな。もっと速く、もっと遠くに、ってメイクしたいからさ。
そんなやり方しか俺にはできないな。
スケートに没頭して、全速全力の真っ向勝負。
俺のスタイルが決まったのはこの場所だったね。"
"育ったのは、イングランドのリバプール。新しかったり、古かったりが混ざったチグハグな街だったね。滑らかな路面や、縁石なんてなかった。転ぶし、切れるし。
その環境に合わせるってことも、ストリートでスケートするって事だよ。"
"13歳くらいからスケートし始めて、かなりの骨を折ったね、何回も手術を受けたし歯はボロボロ、普通ならノックアウトで試合終了だよ?
でも俺はこのスタイルを死ぬまで貫くつもり。 誰だって弱点はあると思うけど、 それって肉体的な痛みじゃないと思ってる。"
"他人は自分がどうなろうが、俺がまた立ち上がって死ぬまでやり続けることを求めてる。
俺の”身体”はただの”物”にすぎない。俺は死ぬまでこの”身体”に乗り続けるつもりさ。"
"そこにいたのはたった1人の男だけ。
とりあえずコンテナ動かしてみて、高さがだいたい15mくらいだったかな。 25mくらい助走をつけて 12mくらいの高さのコンテナに着地。
コンテナ間の距離は5メートルくらいだったんだけど 1発目でやっちゃったね。 死ぬところだったよ。"
"かなり運転はするね。みんながよく行くところに行って、違う事やりたいんだ。
周りをよく観察して、たまにはその辺1周したり。誰とも違うトリックができそうなスポットを常に探してる。その為ならどこにだって行くよ。
そこが大きかろうが小さかろうが、俺は絶えずスケートスポットを探し続けるかな。"
"ミュージシャンでも芸術家でもプロのスケートボーダーでもサーファーでも、誰だって自分がプライド持ってやっていることに常に真剣に向き合ってやってる。
他の人はどうだか知らないが、俺はスケーターとして、常に新しい場所を探している。新しい刺激をね。 "
"子供のころはスケートボードと一緒に寝ていた。ベッドに入りビデオで観たトリックをどういう動きをしているか?どうやってボードをコントロールしているか?って考えながらベッドに入っていたよ。"
"今でもそうしているよ。それは13歳でスケートはじめたときから変わらない。
誰だってイメージトレーニングには時間を費やすだろ?
でも、問題はそれを実際にやるかどうか。
「スケートしたい!」って気持ちをもって、”気持ち”と”行動”が伴わないと。
"大きなスポットでトリックする事は常に生と死が隣り合わせ、成功すれば良いけど死んだら何もない。
それがリアルだよ。
だけどそのリアルを突き詰まていくからこそ、そこに成長があると思ってる。
その事を忘れちゃいけないし、それができなかったら、もう俺は俺じゃない。"